VMDで分子の画像をきれいに保存する
概要
vmdで画像をきれいに保存する方法を紹介する。しかし、ここでは必要最低限のことしか触れない。さらにオプション等細かく知りたい方はこちらの記事が非常によくまとまっている。
VMD(Visual Molecular Dynamics)でMDシミュレーションの綺麗なスナップショットを作る
環境
macOS Mojave 10.14.5
vmd 1.9.3
macOS Catalinaではアプリが64bitにしか対応していないためVMDが利用できない
保存したい分子を表示する
まずは、保存したい分子を表示します。こんな感じ。
- ファイルの読み込み方:VMDの使い方の基本:読み込み方
- グラフィック操作:VMDの使い方:グラフィック操作
Axesの非表示
Display
==> Axes
==> Off
にチェックを入れる。
すると、軸が消える。
背景色の変更
Graphics
==>Colors...
Display
==>Background
==>8 white
これで背景が白くなったが少し見づらいので
Display
==>Depth Cueing
のチェックを外すと以下のように見やすくなる。チェックを外す前
チェックを外した後
ここでさらに
Display
==>Antialiasing
のチェックをつけると画像が滑らかになる。しかし、私のMacではできなかった、、、Windowsではできたのだが。
画像の保存
File
==>Render
Filename
を変更して、保存する場所とファイル名を指定する。ここで注意がある。拡張子がデフォルトではtga
になっているが、この拡張子をサポートしていないアプリが多い。そんなときは拡張子をbmp
に変換するとうまくいくかもしれない。Start Rendering
で保存される。